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万引き家族のmomonomamaのネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2018年 日本
監督 是枝裕和
リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優

都会のマンションの間に佇む廃墟のような一軒家に住む年金暮らしの老婆の下に転がり込んだ万引きで生計を立てる一家のお話。
どんなんや!!

是枝監督は子供に唸るような演技をさせるのが上手ですね、祥太君(城桧吏)の演技がめっちゃよかった。

子供と一緒に万引きするってどんな家族やねん、、と思いながら物語が進むにつれて判明していく家族の関係性。
印象的だったのは信代(安藤サクラ)が取り調べ中に「死体遺棄」の罪を問われるくだりで
「遺棄したんじゃなく、拾ったの」と言ったシーン。
「誰かが捨てたものを拾った」って言ってた。

彼女にとっては初枝(樹木希林)も翔太もゆり(佐々木みゆ)もはたまた亜紀(松岡茉優)も実の家族から捨てられたり、放置されてるのを愛情を注いで一緒に暮らしてるってことなのか?
毎度のことながら是枝さんの作品はこっちが深く深く考えなければならない(笑

翔太とゆりは対照的なエンディングを迎えるけど、この後、二人がどこかで交わって欲しいとすごく願う。
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