何事も”過ぎない“ところが自然な不穏さを漂わせていて大変よき👌
このテのジャンルって、ストーリーを濃くしようとして”過ぎる“演出を放り込んでくるものが多い気がしますが、本作はちょうどいい塩梅で配分されてるんですよ。
代わりに、これまた”過ぎない“伏線やヒントが散りばめられていて、鑑賞中はおろか鑑賞後も楽しめる仕上がりになってます。
ミスリードも”過ぎない“のが効いていて、登場人物の誰もが均等に怪しく感じるんですよ、終始。
ただね、個人的には割りと早い段階で真相に気付いてしまったのが少し残念でした。
とあるシーンで「ん?」と思ったことが、結局は当たってたって感じなんですけど。
あと、真相を明かすところが少々ザツな感じで惜しいと思いましたね。
ともあれ、期待せずに観たらそれなりに面白かったし、ちゃんと作られてたので満足でした。