祈りの作品情報・感想・評価

祈り1967年製作の映画)

Vedreba

上映日:2018年08月04日

製作国:

上映時間:78分

3.9

あらすじ

『祈り』に投稿された感想・評価

トリビシに原作者名がついた駅が存在する、ジョージア近代古典文学の匠、三部作。

ソ連時代に制作の為か重ねち分断兆候描写の中に希望的隠喩が挿入あり、トリオマンディリ唄う「祈り」辺りがイメージだったかも。

ジョージアの山岳地帯のロングショットやホスチアを捏ねるシーンなど細部まで圧巻の美しいショットで、この場所に生を受けたならば、自然と神々に対する畏怖を覚えてしまう。

イスラム教とキリスト教の対立、古…

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光と闇というのは、状況や環境によって感じ方が変わる。闇の中にいれば目がなれてきて闇だと感じなくなる。でも、周りの全員が闇だと主張したら、そこは闇ということになる。そこで何を感じるか?
パゾリーニやド…

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4.5
このレビューはネタバレを含みます

信仰、神はどこにあるのか。

ロバから続けて見たこのタイトル…かなり覚悟を決めて見た。

まず凄まじい画面力に目が離せなくなる。
白と黒のコントラストがとんでもなく、出征前夜のシーンが特にすごい。

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煙
4.0

シネスコサイズでコーカサスの大地を映す。峻厳な土地。雪。これも円環構造。崖の下に座る男を映し高い崖をティルトアップし空の白。草原の向こう正面中央から神秘的な佇まいの女性がゆっくり歩いてくる。焚き火に…

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UE
3.0
処刑シーンが圧巻。
ドローンで撮るだろってスケールのロケーションを普通に撮影しててビビる。
mare
3.5

白黒の画面で独白が淡々と続き、もはや神話のような拡張高い空間性はマルケータ・ラザロヴァーなどを彷彿とさせるかのような、時間感覚を麻痺させる魔力がある。正義と悪に注がれるフラットな視点はまさしく神の所…

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4.3

宗教をめぐる難解かつ観念的なストーリーはなかなか頭に入ってこなかったけれど、土俗信仰や古代からの建物を美しく捉えた原始的な映像美や役者には出せない年をとった人間の険しい顔を絵画のように切り取ったアッ…

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休みなのに訳のわからないままお経を聞かされていた夏の日のあの時間のことを思い出す。理解不能だが美しいことはわかる。
3.9

ジョージアの山岳地帯にある、キリスト教徒の村とイスラム教徒の対立を描いた作品。

叙事詩なので、理解をしようとする体力がないと退屈になるかも… 少し難解で全体をしっかり捉えられたか微妙なところ…

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