祈りに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「祈り」に投稿された感想・評価

FeMan

FeManの感想・評価

3.9
英語字幕だったので、セリフの雰囲気は掴めたがほとんど置いていかれてしまった。

1967年、反宗教のソビエト体制下で、神と悪魔を描くこと、キリスト教とイスラム教の垣根を越えようとする個人を描くことは、綱渡りの挑戦だったのではと思う。
演劇的な構成と絵画的な画面で、当局がつけいる…

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六四二

六四二の感想・評価

4.0

個人を殺しにかかる集団の圧力に関してアブラゼ監督は相当強い恨みを感じているようだ。それは祈り三部作に通底しており、祈り三部作の一作目「祈り」では中世にさかのぼってその不条理さを糾弾している。
そうい…

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UCOCO

UCOCOの感想・評価

3.9

パゾリーニの『奇跡の丘』あたりを見た時と同じものを感じた。

鬱屈の中でストーリーらしくないストーリー見せられて、ん?ん??の連鎖にプラスえ?えぇ?!という美ショットも連鎖するもんだからたちまち脳死…

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reina

reinaの感想・評価

3.8

白と黒、光と闇、キリスト教徒とイスラム教徒、あらゆる二項対立を詩的に表現した作品。

友人の言う通りベルイマンっぽさがあった。特に『第七の封印』とか『野いちご』。でもベルイマンの方がわかりやすいかな…

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雪、山、月、太陽などの自然の使い方が半端ない。特に雪景色の中5人で横並びに歩いてるシーンと、ラストの死ぬ瞬間の太陽は凄すぎて感動した。
Listener

Listenerの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

詩的で寓話的。白い服を着た女性は良心の象徴だろうか。スーツを着た人たちは当時の世間の風刺なのかな。口を動かさずにセリフが語られる場面があって印象的だった。
野井

野井の感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

殺した異教徒の勇敢さを称えて、右腕(というより右手)を切り落とすことを拒否した男が村を追われる話。敵の村に招かれて殺される。女神と悪魔が出てきて比喩的な表現が入る。
chiyo

chiyoの感想・評価

3.5

2022/6/12
祈り三部作の1作目。ジョージア北東部の山岳地帯、対立するキリスト教徒とイスラム教徒。そして、決闘後に決まり事を破って相手を称えた男と、そんな彼を孤立させる村人たち。本作を黒が深い…

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Amelie

Amelieの感想・評価

3.8

私にとってはかなり難しかったのですが、間違いなく素晴らしい作品だと感じました。映画全体を通してかなり抽象的な概念を独特な語り口で描いているので、すこしでも脳を止めてしまうとそこからついていけなくなる…

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