途中、様々なケーキが映るシーンが素敵。
「足るを知る」を教えられ、表情もあまり豊かではないトーマス。そんなトーマスが熱中でき、自分を表現できることがお菓子作り。
個人的に、料理が好きな人ってすごい感性豊かでクリエイティブだと思うから、トーマスにはなんだか感情移入してしまう。
もちろん不倫だったり同性愛だったり、純粋な行動ではない一方、トーマスの感情はすごく純粋で不器用なところもあって。
アナトの訛り混じりの英語が心地よく、なんとなく素朴な雰囲気を感じさせる映画で、好きでした。
蛇足、イスラエルはテロとか紛争とかのイメージがあるけれど、1988年には同性愛が合法化され、同性婚が婚姻とほぼ同等のものとして受け入れられているらしい。
映画って観たあとにその国のことについて調べたりして、知識が増えるのも楽しみ方の1つだなと思いました。