老女の殺人事件と、20年前の日食の日の事故死。
現在と過去が交錯する見ごたえのあるサスペンス。
冒頭のシーンの真相が明らかにされたとこでは、なるほどね!と唸ってしまう。
2つの事件事故で疑いの目を向けられるドロレス。
精神を病んでいて仕事に没頭してるドロレスの娘セリーナ。
この母娘の親子愛の話でもあるのだが、終始気持ちがすれ違ってしまうのがもどかしい。
環境が人を作るとはよく言ったもので、この2人を取り巻く男どもがまぁどうしようもない😤
旦那はもうクズ中のクズだし、ドロレスを執拗に付け狙うマッケイ警部も陰湿なニヤけ顔で本当にムカついてくる。
そりゃ悪態もつきたくなるし、性格だって歪んじゃうわ💦
ドロレスはよく頑張ったと思うよ、ホント。
「悲しいけど、この世は男の世界。でも、事故は不幸な女のいい友達よ。」
こんなとんでもないアドバイスをする、ドロレスの気難しい女主人ヴェラも、実は哀しいさがの女性。
ドロレスと悪態つきあいながら同居してる様は、なんとも哀れでなんかグッとくるものがあったな😢
全体的に暗くてどんより、寒々しい。
登場人物もみんなしかめ面で、陰気くさい。
キャシー・ベイツとジェニファー・ジェイソン・リーの不幸な女っぷりが見事。
クリストファー・プラマーとデビット・ストラザーンの憎たらしさもハマりすぎだった!