MikiMickle

リミット・オブ・アサシンのMikiMickleのレビュー・感想・評価

リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)
3.0
元軍人で暗殺者のトラヴィス。
妻子を亡くした絶望から仕事を休んでいたが、軍人仲間で同僚のジムから暗殺の依頼を受ける。雇い主である巨大軍事会社「レッドマウンテン」の情報をリークしようとした男ゼラを殺せというものだった。
自暴自棄になっているトラヴィスは、その依頼を受け、南アフリカへと向かう。

しかし、ゼラを護衛していたインターポールの女性リンに自らを重ねて油断したため、胸を撃たれて命を落としてしまう…
死に際に見る走馬灯… 過去の殺人への後悔、愛おしい妻子の思い出……
遂に妻子の元へ…となった時、目覚めたのはレッドマウンテンのラボだった。彼らの極秘の技術により蘇生されたトラヴィス。
しかし、組織が彼を蘇生した理由は、彼の命のためではなくゼラの情報であった。情報を得るやいなや彼を処分しようとする組織から命からがら脱出したトラヴィスは、組織のさらなる陰謀を阻止して復讐を果たす事を決める。
しかし、彼に残された時間は24時間を切っていた。


「ジョン・ウィック」の制作陣の作品。
移動時間が異様に短いなどのツッコミ所は見て見ぬふりをする。(軍事飛行機は速いしね)。アクションだもの♪
ストーリーとしてはジョン・ウィックに似てはいる。どちらも孤高の悲しき暗殺者。
しかし、似て非なるもの。アクションや激しさとしては少し劣るかもしれないが、こちらは社会情勢の悲しみも含んでいる。

そして、なんと言ってもトラヴィスを演じるイーサン・ホーク‼‼
深く刻まれたシワに年月を感じる。年取ったといってもまだ40代でしょ?‼ なのに、なにこのシワっ‼ おでこシックスパックか‼と突っ込みたくなる(笑)
でも、それも目じりの優しいシワも含めて、やっぱりイーサンホークはかっこいいな♡ そして渋い‼‼ アクションもしっかりキレがあるし、哀愁のある表情も良い‼ 好き♡

義父役であるルトガー・ハウアーの共演も素晴らしかった‼‼ 彼のシーン。ツマミのさけるチーズを握りしめていたため、手の温もりでより一層チーズが美味しかったりもした😂 (封を切る前に握ってたやつねw)

スピーディーな展開とアクションはもちろんの事、己の免罪と苦しみ、正義と悲しみ、切なさを含み、なかなか良い作品だった。

これ、中国資本が関わって作られた映画。故に、無理くり上海が出てくるから移動時間とか変な突っ込みとか生じるんだと思うわ(笑) その脚本は正直な所勿体なかったしもどかしかった〜。でも、リン演じるシュイ・チンは良かった‼
MikiMickle

MikiMickle