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オープンハウスへようこそのYOKのレビュー・感想・評価

オープンハウスへようこそ(2018年製作の映画)
1.5
父親が事故で亡くなったことをきっかけに、オープンハウスとして売りに出している友人の別荘へと引越し仮住まいさせてもらうことになる母と息子がメイン。

家の中での不可解な出来事が起きたり、隣人や近所の人がおかしかったり、家に怪しげな地下があったりと変なところ目白押し。

なんだけど、なんか変だぞ?なんか起きそうだぞ?がずっと続くだけでなかなか決定的なことが起きないので単調に感じた。

息子がそうそうにこの家と街の人おかしくない?って怪しみ出すんだけど、母親がお金もないしこの家に住むしかないんだからと不振な点から目を背けている感じ。

母親のシャワー中にしょっちゅうお湯が水になってしまい、その度に地下のガスをチェックしに行くので、まぁこの地下になにか曰くがあるんでしょうねぇって感じが長々続く。

ようやく半分すぎたあたりから、「お?なんかあいるな?」ってのがカメラに映り出すので期待したものの当然何も起きない。なんでー?

登場人物みんなおかしい感じがして怪しい中、1人くらい良い人がいてくれてもいいのでは?と思いつつ、でもまぁ何も起きてないからいなくてもいっか!って謎の感覚すら覚えた。

突然別荘の持ち主から「誰かが別荘に潜り込んだみたい!」って連絡が来ても、えぇそうでしょうねぇ…って感じ。そして警察が無能。そんなことが良くあってたまるか。

いよいよ犯人のお出まししても顔映してくんないし、いやもういいだろ犯人の顔明かしても!ってこっちが思っても見せてくれないのでモヤモヤした。

ラスト10分になっても犯人の顔分からず、目的分からず、母親大ピンチ、息子も大ピンチ、コンタクトレンズ強奪の謎ん展開のオンパレードなのでちゃんと終われるか不安すら感じた。

息子が足速い設定もさほど生かされず、怪しい隣人の行動も明かされず、なかなか売れない家っていうワクワクする設定も無意味、ムダに人が死ぬこの映画は何を伝えたかったんだろ…。

意味ありげにしていてなんの意味も持たない、明かさない謎映画だった。

世にも奇妙な物語的な20分くらいの作品なら楽しく見れたかもしれん。90分でも長いと感じさせるのはだいぶ致命的なのでは…ううん…。
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