鍋レモン

死と父と息子の鍋レモンのレビュー・感想・評価

死と父と息子(2017年製作の映画)
3.5
⚪概要とあらすじ
ショートフィルム。

死神の家族。父親の後を継ぐはずの息子は、密かに守護天使になることを夢見ていた。しかしそのことが数々の不幸をもたらし、父親は、息子をなんとか正しい道へと引き戻そうとするが...。

⚪感想
死神の親子を描いた短編作品。

メッセージ性もあって面白い作品なのに低評価が多くて悲しかった。

世界観やキャラクター、物語がかなり好きだった。

その人にとっての役割みたいなもの。

死神の父親は人間界で死んだ人が無事魂が抜けたかを見守りチェックするのが仕事。
息子はまだ仕事をする歳じゃないのかペンキ塗りを任されるがサボり、人間の命を救う天使に憧れを抱く。

セリフがないので詳しいところは分からないけど想像していたよりも深い作品で面白かった。

死神の父親とその息子のフォルムがめちゃくちゃ可愛い。骨のつるつるの質感。何故か息子だけちゃんと眼球がある。
『リメンバー・ミー』風。



⚪以下ネタバレ



人間の世界なら命を助けることは善だし見殺しにすることは悪みたいになっちゃうのかもしれないけどこうやって見るとそれが仕事なんだよなって思った。
だから息子の命を助けるという行動は死神とっては悪だから結果的に上手くいかなかったのかなって思った。

死の決まりに逆らうことが行けないのかもしれないけれど。

死神のお父さんは人間の世界に行き人間の死を見守り、魂が登ったことをチェックする仕事をしている。息子はテレビを見て人の命を救う天使に憧れ、父から任されたペンキを塗る仕事をせずそのペンキを自分に塗り天使に見た立てる。父が仕事から帰ってきて仕事をせず天使になろうとしていたことからおしりペンペンの刑に。息子は悲しみ、人間の世界へ。人間世界では牛が殺され食用にされており悲しんだ息子はトラックに乗っていた食用にされるはずの牛を救う。草原のようなところで離してあげ「The Fin!」と思いきや自分が離した牛のせいで車が激突し息子を残してその両親が死んでしまう。困った息子は魂を引っ張り両親の口にねじ込む。しかし、既に両親は死んでしまっていたためゾンビに変身。息子やそこへ来た警察的な人達も巻き込みゾンビへ。そんな時に父親が登場しシルクハットで魂だけを吸収。無事平穏な日々に。その後父親と息子はジェットコースターに。ネジがハズレジェットコースターはコースをそれ落下。一緒に乗っていた人間たちは死に。魂の数を息子が数えチェックする。

⚪鑑賞
YouTubeで鑑賞。
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