ゆみモン

警視庁物語 顔のない女のゆみモンのレビュー・感想・評価

警視庁物語 顔のない女(1959年製作の映画)
3.0
『警視庁物語』シリーズ全24作の一つ。

事件そのものは特別珍しいものではない。が、無骨な刑事たちが、一つ一つの手掛かりを潰しながら地道な捜査を積み重ねていく姿を丁寧に描いている。

戦後の東京下町の街並みや風俗もいい。
ハンケチタクシー。
浅草ストリップ。
街角の(エロ)組み写真売り。
だるま船。
闇ドル。
……

最後の、犯人を追い詰めて逮捕するまでの場面が、特に緊迫感があって良かった。