とらびす

シューマンズ バー ブックのとらびすのレビュー・感想・評価

シューマンズ バー ブック(2017年製作の映画)
5.0
これ、ダメだよー。
ヤバいってー!
普段、映画に点数なんかつけないんだけど、今回は満点だしちゃいますっ!

これ観たシチュエーションが最高だったし、興奮冷めやらんのです。
ほとり座✖️白馬館の共同イベント。
会場はホテルの結婚式場。
白馬館っていう富山では一番と言われるバーのバーテンダーがカクテルをふるまってくれるのですっ!

あ、映画の話しなきゃね。
でもちょっと前置き。
俺、昔バーテンダーやってたんです。
自分の店もやってたんだよー。

で、この映画。
美しい。
なにもかもが美しいんだけど、なんといってもバーテンダーの所作の美しさなんだよね。一杯のカクテルを作るためには一連の所作が美しくないといけなくて。

バーテンダーってのは、資格も免許もないし、「俺、バーテンダー」って言っちゃうとバーテンダーになれるんだけど。
客の目は誤魔化せないよ。

本読んだだけの人と、実際にバーで修行した人では全然違うからねー。

NYのバーでは、やはりフレアバーテンダーが主流みたいねー(トム クルーズのカクテル でやってた曲芸みたいなやつ)

で、日本のバーテンダーってのは世界的に評価が高いんだよね。
フレアで盛り上がるよりも、綺麗な所作で丁寧にカクテルを作る方が、それを楽しむ方が国民性に合ってるんでしょう。

キューバのバー事情も紹介されてたけど、やっぱなんかあるね、キューバには。
イギーポップのナレーションが「禁酒法のアメリカをキューバが救った」って言うの聞いて少し鳥肌たちました。
キューバに移住しよーかなー笑
少なくとも、今の俺みたいな働き方。というか日本人の働き方なんか鼻でわらわれそうだ。

んで、舞台がキューバから渋谷に移ったとき、スクランブル交差点の映像見て、ださっ って思っちゃったしねー笑
だけど日本庭園の美しさにはうならされたなー!
あれ、お婆ちゃんは縁側でお茶飲んでんのかなー??
で、かたやシューマンは陶磁器の器でカクテル飲んでる。
反則です!笑

そういえば今度の年末年始の連休、東京に遊びに行きたいなーって思ってたんだけどね。この映画で紹介されたバー全部行ってみたいけど。一番気になるのが「シューマンズ バー」って思いっきり、まんまのお店(笑)
あれ、きっと新宿のゴールデン街だね!
まじ行こうかなー。

とにかく、とことんスタイリッシュでさ。
でもそれがいちいちキマッてるからたまんないっす。映像も音楽も全てが。

エンドロールが流れだしたとき、え??って思ったもん。
えーー?まだまだ観ていたいよーって。
そんな風に思わせる映画なんか、なかなかないよね。

そういえば、タランティーノがウィーンのバーが気にいっちゃって、そのために1週間連泊してたって言うけど、いったい何飲んでたんだろーね??

やっぱシャルトリューズ??笑
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