本作は女優のシャロン・テート殺害事件を元に作られた作品である。
事件について予習しておくとより楽しめると思う。
シャロンを演じたマーゴット・ロビーは本人とよく似ている。
主人公のリックやそのスタントマンのクリフはオリジナルキャラクターだが、前半に描かれている2人の俳優としての苦悩は共感できる点だと思う。
また、そんな2人が前述した事件に巻き込まれていくストーリーとなっている。
タランティーノ監督作品は『パルプ・フィクション』が衝撃的な面白さだったが、本作のラスト20分も同様の衝撃が待っていた。
輝かしいセレブ生活と事件の惨憺たる様子の対比が面白い。