とら

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのとらのレビュー・感想・評価

4.6
世界を抱いた男、ブラピ!
永遠のアイドル、レオ様!
我らのシャロン・テート、マーゴット・ロビー!

初見ではこの3人の魅力にどっぷり浸かるのに忙しく、雰囲気映画だと認識してしまいました。

しかし、シャロン・テート惨殺事件、世界大戦終戦から60年代後半のアメリカの歴史(特にカウンターカルチャーについて)、ハリウッドの繁栄と衰退など知識を入れた状態でもう一度この映画を観ると、この映画にこの3人がキャスティングされた意味、タランティーノが込めた思いが浮き上がってきました。

本作は間違いなく、映画、そして、ハリウッド、シャロン・テートを中心とした映画人への愛の映画です。ラブレターとも言えるでしょう。

マーゴット・ロビーが実際のシャロン・テートの映画を観るシーンで、他の観客の反応を嬉しそうに眺める姿に、思わず涙してしまいました。
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