tacky

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのtackyのレビュー・感想・評価

4.0
「へイトフル8」でガッカリしていたので、期待せずに観たが、素晴らしかった。

こんなフィクションなら、何度でも観たい。そう、事実がこうなっていたらと願うのは、私だけではないだろう。
当時のヒッピー達が、いかにクズだったかを観せる脚本も素晴らしかった。

最後は、ブラビに大声援を送っていた。クライマックスに向かっての演出は、徐々に高まる高揚感に溢れていて、とても良かったと思う。さすがタランティーノである。

ただ、やはり2時間40分は長すぎる。
シャロンがじぶんの映画を観に行くシーンや、デカブリオがやたらと喋る映画論のシーンなど、どうみてもいらないシーンのオンパレードで、思うに三谷幸喜なんかもそうだけど、神がかった演出家がピークを過ぎると、やたら無駄なシーンが多くなり、長々となってしまうのは、非常に残念である。

肝心の「微笑の天使」シャロンが全然似てないのもマイナスだったが、最後で胸がスカッとしたので、まぁいいかと思った。
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