ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのきのぴのレビュー・感想・評価

しくじった。シャロン・テート殺人事件という元ネタを知ってて観ると倍楽しめるというのを、観終わって初めて知った。後から知ってもそこそこ鳥肌モンだけど、脚本や演出の妙を感じ取れなかったのが悔しい。
何か悪いことが起きそうな予感はずっと漂いながら、ハリウッドを舞台に浮き沈む人間模様がなかなか興味深くて、主演３人の演技は言わずもがな、タランティーノ監督の器用さが光る作品だと思う。恒例の終盤畳み掛けバイオレンスも、らしさ全開で爽快だった。