NEPPY

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのNEPPYのレビュー・感想・評価

4.4
まず始めに、この映画を観る予定のある方は今作の題材でもある【シャロン・テート事件】について、Wikiとかでざっくりで良いので知ってから行って欲しい…。
知らないと なんのこっちゃ ってなってしまってもおかしくないので…とても素晴らしい作品だと感じていたのに、実際に上映終了後に劇場内で否定的な感想が真後ろから聞こえてきてすごく悲しくなってしまった。

1969年のハリウッドを舞台に、実在する映画スターや作品がバンバン出てくるし、実際に起きた事件を題材にしている物語なので一見ノンフィクションのようにも思える。
でもおとぎ話の冒頭で使われる決まり文句でもある“Once upon a time…”というワードがタイトルにも入っている通り、この作品はおとぎ話なのだ。
とてもリアルで、とても素晴らしいおとぎ話。タランティーノの描いた夢なのだとも思う。
ラストシーンは振り切りすぎていて、もうなんだか笑えてきてしまった。すごくリアリティを感じるのに最後の最後でそういった演出にしたことも、とてもファンタジーだと思う。あとまさかの伏線回収 笑

レオはたまらなくキュートだったし、ブラピはこれまで特になんとも思っていなかったのに、今作は終始とてもかっこよかった…。
兄弟以上、妻未満な二人の友情もとてもかわいかったです。
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