たえぴょん

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのたえぴょんのレビュー・感想・評価

4.5
タランティーノ、本気でオスカー狙ってきた?!とれるんじゃね?古きよきハリウッドなんてアカデミーの皆さん好きだしー!
見ていただきたい人は映画好き60年代後期から70年代はじめの音楽好きと犬好きさん。
 
いつもは前知識いっさいなしで見るのが好きなのですが、私は刃物描写がめちゃくちゃ恐い人間なのでグロ度をはかるためにレビュー見まくった後鑑賞。ただしネタバレだけは避けておきました。
シャロン・テート事件ってもう若い人には全く知られてないのですね。さすがの私も(タランティーノより年上w)リアルタイムでの報道は知らなかったけど、映画を見出した中学生のころには「ローズマリーの赤ちゃん」とシャロン・テート事件はセットで語られる存在でした。
シャロン・テート事件知らないと「オチは?オチは?」(友人談)になるので、シャロン・テートでググってから見に行きましょう。
シャロン・テート事件をよく知っていた私にはこの映画は「この世界の片隅に」と同じ感覚。見終わった感想はこれ○○○○やんか!」w(○内はネタバレコメント欄にて)
 
レオナルド・ディカプリオが苦手なんですが、はじめてほぉうまいなぁと思いました。でもなんか苦手。なんで男前の前提やねん?!芋臭いのに!レオ様は私の中ではハリウッド版三浦友和です。今回しみじみ思ったのはディカプリオ、指が芋臭さの元なんじゃね?指は整形できんやろしなぁ…。ずんぐりむっくりが手に現れとる。
対するブラッド・ピットの男前はもうなにからなにまで男前。めちゃくちゃ男前。んで、ちょっと若い頃の古谷一行似(古谷一行大好き)。
自分自身をあきらめきれず苛立ち鬱になるレオ様とどこか世捨て人のような陽気で冷静なブラピ。よくできてるー。めちゃくちゃよくできてる。 
シャロン・テート役のマーゴット・ロビーがかわいい。溌剌とキュートで若くてピチピチ。それがまたせつない…。
ちなみにロマン・ポランスキーとシャロン・テートが共演して結婚にいたった映画「吸血鬼」を見たことがあります。映画館ではなくテレビでですが。スリラーではなくコメディでした。
 
私の一番見たかったタランティーノの映画へのオマージュ、映画ラブラブ知識ですが、年取っててよかった、ずっと映画好きでみてきてよかった、映画に関する本もたくさん読んでよかったという自分へのご褒美のような気持ちになりました。
序盤のパーティーシーン、スティーブ・マックインとジェフともうひとりがすぐにママス&パパスの人だとわかりました。その後ママス&パパスのマツコ似の人も出てきた!すっごい小ネタだけど嬉しかったので記録しておきます!