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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのyoukiのレビュー・感想・評価

2.5
この作品は、クエンティンタランティーノが監督の、69年に人気ハリウッド女優がカルト集団に殺害された事件を背景に、ハリウッドの世界を描いた映画。
ピークを過ぎた元人気俳優リックとそのスタントマンクリフが、徐々に落ちぶれていく話。
実話の話をベースにしているので、登場人物も実在した人物を基に設定されている。また、この作品に出演したブラッドピットは翌年のアカデミー賞助演男優賞を自身で初めて受賞した。

自分的に思ったのは、おそらくこの映画は生粋の映画好きとそうでない人で思いっきり意見の分かれる作品だと思います。

映画好きからすると、役者たちの渋い演技やハリウッド特有のカッコよさが存分に味わえる今作を好きになると思います。また、大脱走のシーンは最高という意見もよく聞きます。

しかし、映画通というわけではない普通の日本人からするとこの作品をつまらないと思うと思います。
自分もこっち側の人間でした。まずこの映画の元となった事件のことは全く知らなかったし、60年代以前に活躍していた俳優も興味ないです。スティーブ・マックィーンしか知りませんでした。

そして、タランティーノは独特な監督です。その時点で好き嫌いが分かれるでしょう。斬新なカメラワークやどんでん返しなどがあるわけではありません。ただ、彼の作品はとにかく長いです。それは、映画の途中役者同士の無駄話などが多いからでしょう。この映画もそうでした。「この流れいる?」みたいな場面も多々あり、非常にがく感じました。

自分としては、この映画を楽しむことができませんでした。でも、こういう映画を観て感動・称賛できるような人が本物なんでしょうね。
そういう点でも少し残念に思いました。

結論、出直してきます🙇。
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