人生とは、失敗して後悔するか、何もしないで後悔するのか、どちらかだ。
オープニングで主人公マックスが鬱陶しい位長々と語るんだけど、終わってみれば、なるほど、そういうことなのね、って思うストーリー。
多分20代の頃だったら2〜3分で寝落ちしていたであろう(^^;)
ざっくり言うと、作家のおじさんが、弁護士で元カノのおばさんと再会し、昔の恋を再び、みたいな感じ。
僕は男なので男目線からすると、あー分かるわぁと思ってしまう。
久々に会う元カノ、しかも嫌いで別れたわけではない間柄なので、過去など振り返らず恋が再燃する。男ならではの単純な恋愛思考だと思います。
けれど女性は違うでしょうね。好きだけど別れた後、何の連絡もしてこない男。そして時は経ち、彼女自身夫を失くし、それを乗り越えて今に至っているのに、昔の恋を精算なんてできるわけないじゃない!
そんな風に感じたんだけどどうなのかな?
とはいえ、マックスとレベッカ、お互いが過去をなぞり共にするモントーク岬での2日は叙情的で、映像も美しくて何となく余韻を感じるものだった。
再び結ばれることのない2人。そして思いだけを胸に留め、日常のように旅立っていくマックス。40代のラブストーリーとしてはリアルだなーと感じた。
そしてこの作品はサブキャラが凄くいい役割をしてる。マックスの現パートナーのクララ、マネージャーのリンジー。この2人が絶妙にマックスとレベッカに絡んでいく。
マックスにとっては、若い時にレベッカと別れ、それ以降恋の思いを告げなかったのが、後悔となるのであろう。
けれど、歳月重ねた今、マックスはレベッカとの恋を胸に留め、自分の奔放な気質通り日常を過ごしていくんだろうな。
ヤバい。分かる!
でも、女性にしたらバカなんでしょうね。
.......クララは男が好きになるタイプの女性