ガンの告知を受けたところに、妻の不倫、娘のレズを知らされ、開き直ってやりたい放題の大学教授リチャード。死を恐れ、そして死と向き合い、生を楽しむことの意味を知る。文学部の教授で講義で「白鯨」について学生たちと解釈しながら、生きることを教える。死と向き合う恐怖の中で親友のピーターがすごくいい存在となる。満点の星空の下、愛犬と笑いながら道なき道を選んで車を走らせていくラストシーンがいい。
ジョニーデップのやさぐれ方がジャックニコルソンみたいでカッコいい。家族や親友、学生たちのこれからを思う気持ち、自分に対する誠実さがあるから言葉の一つ一つが心に響く。
