サトタカ

グッバイ、リチャード!のサトタカのレビュー・感想・評価

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)
2.8
2016年ごろからのアンバー・ハードとの裁判の影響もあってか、ガンで余命宣告されても尻軽な妻に暴力を振るったりせず、ゲイの娘の性的嗜好を認めて応援するなど、ジョニー・デップのいい人アピール強め。
キムタクの出てるドラマや映画じゃないけど、ジョニー・デップというキャラがストーリー上のリチャード教授のキャラを上回ってしまうというか、彼らしいシニカルさやキザなところ(現実の裁判中の彼の態度も同じように見えるんだよね)が強調されてしまい、自分にはそれがノイズになってしまった。
もうご本人もいい年だし、裕福な大学教授役だから、ご立派な人物描写になるのは当然ではあるけど。もっと情けない、もっとダメなデップさんが個人的には好きなものでね…。
ちょっと浅いというか薄っぺらだったかな、どのキャラクターも。

フェミに傾倒する女学生に冷たくあたるシーンだけはおもしろかった。
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