このレビューはネタバレを含みます
駆け込み。
面白かった。見る前は、死期を悟った人間を見るのかと気が進まなかったけど、予想よりは明るくて面白かった。章だてなのも良い。シェイクスピアのような、人生は劇だ、みたいなことを表してるのかな。
主人公が文学者なのも良い。親友が良い奴だ。あれが標準だろうな。
最初、学長と区別がつかなかったけど、全然違った。
学長を脅すところも良かったし、さんざん真実をばらすディナーのところも良かった。良くないが。
最後のシーンも良かったな。旅立ち。死は新しい旅立ち。
右か左か、ではなく、まっすぐ前に進むというのも良かった。
息を引き取るところで感動的に終わらせるのではなく、前向きに終わって良かった。現実はもっと苦しいんだけど、それはこの映画ではやめたのだろう。