このレビューはネタバレを含みます
Johnny Deppやはり格好いい。見慣れていないはずなのに髪型など違和感がなく、好き。
初めから診断シーンで、主人公がそれまでどんな人生を歩んできていたかの回想も無いが、何となく台詞や事情から想像することはできる。
途中までは、余命や不倫を告げられて半ば自棄になってるだけで、後半に何かやらかしたりどんでん返しするかな、と思っていた。が、chapterが進み、痛みとともに癌が現実的につれ、彼は今まで大人として/人間として/男として/夫として、やってこなかった、ちょっと悪いことを一通りやることで、自分の人生の選択はやはり間違っていなかったと、実感し安心したかったのかな、と最後の授業の言葉から感じた。もちろん楽しんでいたとは思うけれども。その言葉は全員に刺さらなくてもいいんだ、とも思った。
娘とのシーンでちょっと泣いた。
父と連絡を取ってみようと思った。
もし今、あと半年と告げられたら、自分は何をしたいか、するか、何を伝えたいか、大切なものは何か、を重くなり過ぎず考える契機になる映画かなと。
