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グッバイ、リチャード!のNEPPYのレビュー・感想・評価

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)
4.8
予告も1回しか観てないし、特に何の情報も入れず「久々に普通の人間のジョニーデップじゃん!面白そう〜」なんて、割と軽い気持ちで観に行ったのにめちゃくちゃ刺さってしまいました。

これまでジョニーデップの出演作は割とたくさん観てきた方ですが、彼の出演作でいちばん好きな作品になってしまったかもしれないです…笑(これまではシークレットウインドウが一番好きでした)

リチャードはステージ4の肺ガンになって、余命を宣告されてから色んな事を変えようと動いたわけですが、彼自身がもともと持っていた“本来の自分自身”があれなのであって、親友の存在も、娘からの信頼もそれはリチャードが元々よき人間だったからこそ。
あんな素敵な先生と出会いたかったなあという気持ちもあれば、自分の恩師の事も思い出したりだとか、“自分らしさ”とか、ただなんとなく生きてないだろうかとか色んなことを考えた。
リチャードが生徒にかける言葉が本当に良くて、高校生か専門の頃にこの映画を観ていたかったなあと思いました。

リチャードという役は、ジョニーらしさの強い、彼だからこその役だと思います。
近年割とキャラクター色の強い役が多買ったのでなんだか「あー…こんな表情もするんだ…」と新鮮な気持ちになってしまいました。
そして、ジョニーはなんだかまた一段と素敵になったように思います。
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