Bamboo

テレフォンのBambooのレビュー・感想・評価

テレフォン(1977年製作の映画)
3.5
米ソ冷戦時代、KGBが開発した兵器を盗んだ諜報員の暴走を止めるために米国に渡ったブロンソン演じるボルゾフ少佐の追跡劇をスリリングに描いたアクションサスペンス。

電話一本で市民を人間爆弾兵器に変えるという発想がぶっ飛んでいて一気に引き込まれた印象。尋常ではない爆炎が噴き上がる迫力の爆破シーンは見応え抜群で緊迫の追跡劇はスリリング、ラストはきっちりと締めていて全体を通してとても観やすかった。

劇中の登場キャラクターが魅力的。ダルチムスキーの淡々と電話をかけてせっせと人間爆弾を作り続ける狂人っぷりもいいけど、粛々と獲物を追い詰めるボルゾフ少佐のキャラクターも良かった。

リーレミックのようなド迫力美人が相棒なのに作戦中は眼中になく常に紳士。まさに男の中の男。作戦終了後に紳士にホテルに誘導するところには笑ってしまったけど。
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