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アナと世界の終わりのMAOWのレビュー・感想・評価

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)
2.4
歌は最高に好き。
YouTubeにあがってる『Hollywood Ending』とかめちゃ聞いた。

序盤の歌どれもいい。
後半の不良が歌う歌も好き。

コーラスが重なったり、
メロディラインそれぞれが違う歌い方してたりするの好きなんよなぁ。

ただ、後半の歌はしっとり単調になってたから要らんけど(笑)



ミュージカルとゾンビって、
相性悪いんかもね。

何か普通に青春ものとして観たかったわ。
キャストの雰囲気はめちゃ良さげだったから。

たぶん普通のティーンズものにしてたら
『Dear Evan Hansen』は軽く超えていたはず(笑)



でも、
とにかくストーリーが…。
何かそつなくこなしてるはずなのに、なぜこうもつまらない…。


映画撮るのって本当に難しいんだろうな、と頭を抱える出来(笑)

ゾンビものってどれも同じようなことやってるはずなのに、
面白い映画と面白くない映画の差は何なのか。


まぁとにかく、
ストーリーに全く乗れない謎はとりあえず置いておいて、

登場人物の扱いが雑すぎるのは頂けない。


なぜ主人公の男をあっさり殺した。


不良もなぜか最後生き残って行動共にしてるし。

父親の扱いも軽すぎる。


あー、あと細かいこというなら、
アナと男が付き合ってるのかどうかがめっちゃ分かりにくい。

途中で「あなたは親友よ」って言われてて、そこで初めて付き合ってなかったことを理解した(笑)



ほんで、テイストも、
ギャグ寄りなのかシリアス寄りなのか、
どっちつかずだった印象。

『ショーンオブザデッド』よろしく事態に気付かないところまではよかったけど、
話が進めば進むほど、バランス悪くなっていったなぁ。



歌の良さを加味しても、
スコアを半分まで上げることは出来ない満足感でした。
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