けーな

アナと世界の終わりのけーなのレビュー・感想・評価

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)
3.8
イギリスのリトル・ヘブンが舞台。高校生のアンと、その街を突如襲ったゾンビの話。
原題は、「Anna and the Apocalypse」
で、apocalypseは、『黙示録』という意味だ。

ミュージカルだと知らずに観たので、突然歌い出したから、びっくりした。しかし、曲が、どれも、とても良かった。サントラを買いたいくらい。中でも、アナの元彼(?)が歌う『soldier at war』という曲が、とてもいいなと思った。

そして、人々が感染して、世界が変わってしまったと、アナが思うところが、今のコロナ禍で見ると、とても心に響いてくる。アナは、高校卒業後に、外国に留学しようと夢見ていたのだ。今ではない時に見たら、何とも思わず、単なるコメディと思っただろうけれども、今、見ると、とても感慨深い。

そういう意味でも、ラストに、アナとお父さんが歌う『I will believe』という曲の内容にグッと来た。歌詞の一部に、こうある。
『世界が変わってしまって、夢が全て消えてしまった。私の人生は、どこ? 
でも、希望はある。息をしている限り、そう、私は信じる。』
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