初日朝一の回で鑑賞。
MCU単独シリーズ3部作の完結編としては理想的ともいえる大傑作。涙腺が完全に壊れて、幾度となく流れる涙で頬が濡れっぱなしになるくらいエモーショナルな瞬間に溢れていた。
今回ロケットの過去が紐解かれるエピソードの意味するもの、その過程にとても胸がえぐられ心が痛むのだけどそれが全体の大きななテーマでもある。目を逸らしたくなるけど逸らしちゃいけない大切な事。
人間も動物もエイリアンも大人も子供も、あらゆる生きとし生けるもの全ての尊厳に通じるメッセージが込められていたのもかなり良かった。
もちろんいつものように細部まで作り込まれたビジュアルやグラフィックス、コメディーパート、アクションシーケンス、音楽などどれを取っても極上で本当に楽しく、素晴らしいエンターテイメントからしか得られない充足感があった。
終盤のあの曲とかあの曲とかとにかくいちいち琴線に触れてくるので参っちゃう。
欠陥だらけのルーザーたちが出会ってチームとなり、エゴとの闘いや『エンドゲーム』での悲劇を乗り越えて成長してきた彼ら。不完全ガーディアンズひとりひとりが本作で見せる姿や言葉に様々な思いが蘇ってきて、胸が熱くなる事頻り。
今はただただ「GotG大好き、9年間に渡る旅をありがとう」という気持ちでいっぱい。このシリーズでMCUデビュー出来たの今となっては誇らしいとすら思える。
それにしても3作とも全部傑作なのすごいな。
ジェームズ・ガンとGotGの制作チームがいかに作品愛に溢れているか、クリエイティブの異次元レベルにいるかを思い知らされた。
この後DCUへ行ってしまうガン監督のやり切った感が半端ない。やり残しが一切感じられないのは実にお見事。
というわけで久々にリピート決定。
タイミング的に大きいスクリーンがアニメ作品に独占され、結構満席に近かったのに中箱だったのが悔しい。
