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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のManOfIronのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

☆最近の中で一番よかったかもしれない!ありがとう!!本当にありがとう!!

◯本当にスッキリする映画だったー、ガーディアンズは1も2も好きだったから期待度MAXで、公開前に家でそれぞれ見直すほど準備万端の状態だったのだが、そのハードルをしっかり超えてきてくれた!
◯正直最近のMCU(特にクアントマニア)ではがっかりというか諦観めいた感情が湧いてきて悲しくなることが何度かあったので少し心配していたのだが、そんな心配を置き去りにしてくれた!
◯長めの尺ではあるが、この時間内でガーディアンズ5人+1人それぞれのストーリーを描けていて感心した。見ていると、どんどんこのチームへの愛着が増してくる。続き物のヒーロー映画において本当に大事なところ!
◯見せ場の戦闘シーン、よかったなあーーー。いいもん見せてもらいやした。こういう戦闘シーンをもっとMCUで見たいなーと思う。ただビーム打ってるだけじゃなくて!
◯ガモーラに関してはどういうキャラなのか分からない所から、最終的には彼女とスターロードの関係、そして彼女とネビュラとの関係にしっかりドラマを感じることができた。満足!
◯ロケットがメインに描かれるが、彼のオリジンについてのイントロダクションもうるさくない程度に各所にカットインが散りばめられていて、不自然さは感じなかった。そして普通に感動的。1のようなただただ偏屈なロケットも好きだったが、volume2やinfinity warなどで見せた感情的な彼も深みのある魅力を持っていて素敵だと思った。
◯マンティスは正直、volume 2の時点ではここまで感情移入できるキャラクターになると思っていなかった。ホリデースペシャルの貢献度はかなり大きかった。元々ちぐはぐなガーディアンズだから、途中参加の彼女でもしっかり収まるポジションがあった。今や、最も観客が共感できるのは彼女なのではないか?
◯ドラックス...!亡くした妻と娘への想いは(当然だが)未だ強く残っているんだなと思いつつ、そこから気持ちを切り替えるドラックスを見ることができた。特に踊りについて。最後、ザンダーでみんなが踊り出すシーンで、はじめドラックスは踊らない。しかし何かに少し迷う様子を見せてから、踊り始める。"踊らない女"だった妻との思い出を持ち続けながらも、孤児たちの父親という新しい自分の役割・居場所を発見してそのために踊り始めるのが感動的すぎる!
◯ピーターの話はこれまでにかなり掘り下げられただけに、本作ではガモーラへの気持ちについてと、最後の家族との再会に照準が当たっている感じがした。ガモーラと最後に話すシーンはかなり胸にキた...!
◯The high evolutionaryは結構良いヴィランだった?自分の思い通りに事が進んでいる間は優しいが、自分のプライドや立場が脅かされ余裕が無くなると途端に暴力的に解決しようとする、"支配的な父親"みたいな像はうまく描けていたと思う。ただ能力についてはよく分からんかったし、強さもそんなに伝わらなかった。

×アダムもう少し掘ってほしかった。初めのシーンとか、ザンダーでの平穏な生活を壊した実行犯がアダムなんだから、ヴィランとして際立たせてほしかった。それが強ければ強いほど、最後に敵だったはずのガーディアンズに助けられて改心するシーンが映えると思う。アダムがピーターを救けるシーン、(天地創造はまあまあ面白かったけど、)アダムが手を取ってくれる事にそこまで感動がなかった。ピーターの場合、"手を取る"ことは結構大事な意味を持つ行為だと思うんだけど、その相手がアダムか...って少し思ってしまった。
×少し不自然に展開を省略するカットが多かったように感じた。ん?今のどうなった?みたいな。しかし、これだけの内容を2.5時間に収めるためには仕方なかったのかなと思えばなんでも許せてしまう。
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