マ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のマのレビュー・感想・評価

4.2
ガーディアンズを壊した男が改心し救う ってそのまま過ぎる、Twitterや若い頃のしょうもない露悪や冷笑でやらかして多方面に迷惑かけてもやり直せる👍

良い映画だけど、ザ・スーサイド・スクワッドみたいに余分な所を削ってスマートにして欲しいと観てる途中でちょいちょい思ってしまった
主にギャグパート、「は〜いこっからギャグなんで笑ってくださいね〜😁」みたいな劇伴もダルいし基本クソつまんないし(ドラックスが男に惹かれるのを「ギャグ」として笑うのはちょっとキツい)やっぱりVol.2と同じでシリアスな空気を崩しがちなのが気になる、近年のMCU作品は苦痛だから基本観てないけど、こういう所に悪い癖がある気がする...

流れる曲の年代が上がって行くのはアツかった、Beastie Boysの流れるワンカット(CG)殺戮シーンは好き、こういうのをもっと人間でやって欲しい、人をバラバラにするのが引っかかるならエイリアンをバラバラにしよう という発想が思ったよりもエグい描写として出てきて やっぱりそういうとこは露悪描写の良さだと思う

ヴィランのしている事は今社会で行われていることと何も変わりは無い、そこは怒りを感じる、(社会学的な)"文化"を嗜み文化進化論や社会進化論を片手に支配や虐殺を正当化する敵はまさに白人が「啓蒙」として行ってきた侵略と重なる

忌み嫌うべき「家系」映画がここまで愛おしく見えるのはやっぱりジェームズガンのキャラクターへの愛の強さと 自分の人生のセラピーとしての映画の機能が強いんだろーなと思える

なんだかんだで1番好きだったのはキャラクターデザインや動物キャラの質感、動かし方 可愛い
War Pigとか細かいネタの入れ方が好き

MCUへの信頼は正直もう殆どないけど、ジェームズ・ガンへの信用は爆上がりしてる
マ