S510

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のS510のネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

2D字幕版で鑑賞。エンドゲーム後では特殊な立ち位置のスパイダーマンNWHを除いて1番面白かった。沢山笑って沢山泣いて、文句無しにめちゃくちゃ楽しくて、今作もジェームズ・ガン監督で本当に良かった。
過去2作とエンドゲームを経ての集大成で、それぞれの結末に納得のいく最高の内容だった。キャラクターの関係性の深みが3作目ならではで、選曲が相変わらず素敵で、アクションも最高に格好良かった。宇宙組は世界観が独立しているので地球組の様な行き詰まり感も無く、その点でも安心して観られた。

ロケットの過去がメインで、フロアもティーフスもライラも亡くなるのだろうと予想できるので登場時から辛く、脱出時の死別もクイルたちの元に送り出す時の別れも死ぬほど泣いた。
今回クイルとガモーラが安易に恋人になるのではなく、仲間になったところで別れたのがとても良かった。今の過去から来たガモーラは、かつてクイルと一緒に踊りエゴとの決別やヨンドゥの死を共に乗り越え、サノスに立ち向かったガモーラとは同じ存在ではないとハッキリさせ、どちらのガモーラも尊重した結論で素晴らしかった。

ヨンドゥの一瞬の出演での励ましも嬉しかったし、それを受けてクラグリンが矢をちゃんと操れるようになったのもお決まりの流れだけど胸が熱くなったし、コスモは有能で可愛いし、アダムの落とし所も良かった。
グルートは大きくなって、マンティスが1番成長して、ドラックスは良い意味でずっと変わらなくて、ネビュラはエンドゲームから引き続き頼れる存在で、ロケットが家族をとても大切に想っているのが伝わってきて、最後のガーディアンズの皆との別れが1番辛かったのはきっとロケットだったんだろうなと感じた。
クイルのおじいちゃんのことは1の時から気になっていたので、今作で無事再会できて良かった。ロケットに渡されたミュージックプレイヤーに胸が熱くなったし、ラストの選曲で"Come And Get Your Love / Redbone"に戻るのも粋な演出だった。

全部が良かったけども、カウンターアースの住民が気の毒すぎて、助けられないにしても何かしら言及があればとそこは少しだけ気になった。ラヴェジャーズの亡くなった人のことも思い出してあげてほしかった。後、最近子どもをチームに加入させることが多いので、この先はどうするのだろうと多少気掛かりではある。
次に皆が集合するのはカーンとの戦いだと思うので、カーンに魅力は感じていないけども再会シーンが早く観たいなと思う。
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