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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のdiesixxのレビュー・感想・評価

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字幕吹替両方観賞。
トリックスター的なサイドキックだったロケットが、実は主人公だった…という完結編。
vol.2のクレジット前のラストカットがロケットの顔のクローズアップなのが結構印象的で、なぜなんだろうと思っていたが、あの時点でロケットの物語を結末に据えようというガンの構想があったのかもしれない。
ロケットの過去、悲惨すぎて思い出すだに泣けてくる。過去の友達、なんとなく『トイストーリー』のシドのおもちゃみがあって、愛おしい…。互いに名前を教えあって、いつかロケットで旅するんだ、友達がいるって最高ってくだり…その後の結末が容易に予測できるというか…2回目見た時、涙でスクリーンが見えなかったわ。友達もみんな殺されて、傷だらけで命からがらで生き延びて、やっと見つけたガーディアンズの仲間たちだったんだよな…と思うと、今後1作目、2作目も泣けてきそう。そして、臨死で出会った仲間たちの前で号泣するロケット…あれはやばい。涙が縦に出るかと思いました。ちょっとトーンが『デッドプール 2』と被ってたけど。
紆余曲折を経たけど、誰だってやり直せる、居場所があるというシリーズが一貫して描いてきた物語は、ガン自身の物語も加わりより強度を増した。おそらくあの騒動がなければ、アダムウォーロックはもっと違ったキャラクターになっていたのではないだろうか。
前2作と比べて「ファミリー」の帰属意識に囚われすぎず、それぞれが自分の居場所を見つけて、自分の道を歩むというのも良かった。特にガモーラがサノスに殺されてしまい、過去のガモーラと入れ替わってるわけだけど、そのガモーラは、ガーディアンズと冒険を共にしてきた私たちの愛したガモーラとは違うということに、めちゃくちゃモヤモヤしていたんだけど、結局、ガモーラはガモーラの人生を歩むという大人な着地だと思う。
ラストに流れるあの曲。あの曲がかかって、タイトルが出た時の胸の高鳴りは今でも忘れられない。MCU、どころか、映画史全体を塗り替えたといっても過言ではないから、ラストに相応しい曲だった。
最高の3部作をありがとう!ガン!DCでも頑張って👍
あとコスモも最高!🐶
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