アキ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のアキのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

三部作の幕引きとして最高だった。ガーディアンズの全員が愛おしくなるし、笑って泣いて笑って泣いての繰り返しで情緒おかしくなりそうだった…スターロード、なぜその似顔絵で誇らしげな顔をするのかw
自分の理解の範疇を超えた創造物に執着する悪役というのも個人的には大好きです。

シリーズではお馴染みの、序盤にある曲に合わせたガーディアンズの戦闘シーンがなく、終盤に持ってきたのも構成としてカタルシスが感じられてよかった。ていうか曲!!!!最高!!!!
なにより今作品で好きなところは、それぞれの個を大事にしようというメッセージだった。悪役⇔ロケットの話もそうだし、ガーディアンズ内(マンティス(ドラックス)⇔ネビュラ)、あとはロマンス的にはくっつくだろうなと思っていたガモーラ⇔スターロードも。
ネビュラに関しては、ともすると、ネビュラを嫌な奴に見せることもできるけど、それをせずにロケットの無事がわかった瞬間のネビュラの表情のシーンを入れることで、仲間が心配で彼女も追い詰められていた、という描写に見せたところは本当に好き。
ガモーラとスターロードに関しては、彼女は以前の恋仲だった頃のガモーラではないし、スターロードの想いもわかるけど、その気持ちを押し付けるのは今のガモーラを否定することになるわけで…最後はお互いを認めあってそれぞれの道を行く、というシーンなのも良い。
ただ、ロケットを始めライラ達のように罪のない動物達が尊厳を奪われて辛い目に合うため本当にしんどかった。
「バッドボーイ」と言われてへそ曲げるコスモちゃんが可愛いのが心の拠り所でした…愛。
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