アーモンドフィッシュ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

5.0
🦝「みんないいセンスしてるな…でもこれが最高だぜ♫」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3作目。私のパートナーはダース・ベイダーとカイロ・レンの区別もつかないほどの映画音痴だけど、このシリーズだけは夢中。なぜかというと、ジェームズ・ガン監督の最高の選曲センスと、明快で疾走感あるストーリーが魅力らしい。感動的なラストに、彼も最後には泣いちゃってました(笑)

過去にガン監督は、Twitterでペド関係の不適切なジョークを繰り返し、MCUから解雇されるという出来事がありました。そんな彼ですから、今回の作品では、軽快なストーリー展開の中で、登場人物がグロテスクに殺される場面もあり、彼らしい悪趣味な演出が散りばめられています(笑)

今作のテーマは「人生のやり直し」だと思いますね。それぞれのキャラが人生をやり直すことがストーリーの中心で、これはMCUを解雇されてから復帰したジェームズ・ガン監督の経験も反映しているのかも。

2で思わせぶりに紹介されたアダム・ウォーロックも、かなりのアホキャラで、ガン監督の軽快さがいい感じに出てるね。ドラックスも相変わらず空気が読めないけど、それが逆に可愛いですね。それに、マンティスが前作よりもおしゃべりになってるのが気になります。

ディズニーはポリティカル・コレクトネスを重視する企業ですから、ガン監督が復帰するとは思っていなかったのですが、他のキャストやスタッフの支援があって彼は復帰を果たしました。ジェームズ・ガン監督もまるでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員のように、仲間に支えられたのです。その姿が実に感動的ですね

やっぱりジェームズ・ガンは天才ですよ。この監督の作品は無条件に観たいと思える監督は今のところ彼とクリストファー・ノーランだけです。

次回の鑑賞では、劇中の挿入歌をすべて聞いてから映画を楽しむ予定です。