真栄田

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3の真栄田のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

約2時間半、全編ダレ場無し
創意工夫満載のアイデアとアクションとギャグの無呼吸連打で
ずっと「すげぇ〜」って心の中で言ってた

ドラマ面で言うと
若干キャラの感情に置いてけぼりを喰らう所も有ったけども
トータルでは最高だったので最高

アダム・ウォーロックが、2作目のラストで超ヤバい奴っぽい引きを作ってから、
満を持しての登場だった割に
超ポンコツで、なんかずっと可愛かった

小ネタで言うと
新しい宇宙船の名前がボウイだったのは
1作目で楽曲を使用した上に、続編でカメオ出演の予定も有った
故・デヴィッド・ボウイへの追悼だったんだろうか
あと
スター・ロードが、ふざけてパトリック・スウェイジを名乗ってたのは
中盤『ハートブルー』のパロディっぽいシーンを挟むからだと思う
でもって
終盤に
1作目中盤の感動的なシーンへのセルフオマージュと
ミケランジェロの『アダムの創造』へのオマージュも同時にやってて
「思い付いたこと全部やるじゃん」ってなった
絵画で、アダムの描かれてた所にはスター・ロードが居て
逆に神様の描かれてた所にはアダム・ウォーロックが来てて
ソコもちょっとギャグっぽくて面白かったっす

色々と書いたけど
過去のインタビューで言ってた通り
やっぱジェームズ・ガン監督が1番自己投影しているキャラはロケットで
この映画は、素直になれないロケットの成長を描いた作品だったんだなぁ
とか思った

そして
穿った見方かもしれんすけど
ロケットがガン監督だとするなら
その脳内のアイデアだけを回収してお払い箱にしようとした
ハイエボの野郎は、ディズニー上層部の擬人化なのかもしれない
動物を人間の様な姿に改造して
人間の様な社会に住ませているハイエボの作った、歪な理想郷は
ディズニーの動物主人公映画への批判とも取れるなぁ

なんにせよ
最後にロケット達が
『七人の侍』みたくなるのとか、超格好良かったので
蛇足かもしれんけど続編作って欲しい!!
MCUを去り、DCの重役になってしまうジェームズ・ガンを想って
勝手に脳内で『I Want You Back』がかかっています
真栄田

真栄田