なお

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のなおのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

MCU第32作。

銀河一のはぐれ者集団の物語、ついに終止符!
TOHOシネマズの本編上映前の予告映像にて、ネビュラ役のカレン・ギランが語っていた通り本作にてガーディアンズの活躍は一区切り。

始まりがあれば終わりがある。
ガーディアンズもこれで見納めか…と思うと何とも寂しい感じだが、万感の思いを込め映画館へ…

✏️もう逃げるのは止めだ
申し訳ない、率直に言ってガーディアンズとしての前作『リミックス』を超える感動は得られなかったが…!
やはり”こいつら”の活躍は楽しいし涙腺がユルユルになってしまうよ…!

本作でカギを握るのはガーディアンズのエンジニア担当・ロケット。
そういやロケットの過去について考えたこと意外となかったな…
短編ドラマ『アイ・アム・グルート』で老眼鏡をかけてたので「意外と年食ってるんだな」とは思ったけど。

恐らくたぶん、ガーディアンズの誰よりも壮絶で過酷な”これまで”を辿ってきてたロケット。
ネビュラも「サノスの仕打ちよりひどい」って言ってたし…
(黒目に入れ替えられるよりひどい仕打ちってなんだ)

ロケットと一緒に実験させられていた動物たちの「成れの果て」はあまりにも痛々しい。
個人的には、下手なゴア描写とか見るよりも相当キツかった。

これまでのガーディアンズ作品同様「家族の絆」を描く本作。
劇中でロケットが見せた「絆」の感動よりもそっち方面の「キツさ」が勝ってしまって、心はたしかに震えたけど涙を流すまでには至らなかったので感動ポイントは★4つ。

あと隣に座ったおじさんが、上映中ほぼ最初から最後までズルズル泣きながら普通にスマホいじってたのが気になってしまったのがとても痛かった。
本作を見て感動を覚える感性とその映画マナーは共存せんでしょ。

さてグチはそのへんにしておいて、それ以外の要素についてはやはり満点をあげたくなるクオリティ。

笑いのツボはしっかり押さえてるし、アクションシークエンスに関してはガーディアンズ作品群の中ではトップクラスに良かったのでは…?
特に物語終盤の、対ザコ敵軍団や対ハイ・エボリューショナリー戦でのカメラワークがめまぐるしく変わるシーンは興奮と驚きの連続。

笑い・驚き・感動。
自分が映画に求める評価点の要素を余すことなくフォローする世界観は、他のマーベル・ヒーローにはない魅力。
本当にこれで終わってしまうんかぁ…

☑️まとめ
と、思いきや!
これまたこちらの期待度をブチ上げてくれる「WILL RETURN」の文字。

そうか、帰ってくるか…!!
ガーディアンズとしての活躍はこれにて一区切りかもしれないが、彼らの活躍はこれからも続く。

ロケットが船長になった新生ガーディアンズの活躍とかメチャクチャ見てみたい。
特に本作では当て馬的に登場した金色のソヴリン人・アダム。
ちょっとアホの子な彼のことはもっともっと掘り下げてほしいなぁ…

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★★
😲驚 き:★★★★★
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆

🎬2023年鑑賞数:52(22)
※カッコ内は劇場鑑賞数
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