GijoeGo

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のGijoeGoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ひとまずの終わりらしいのだが気持ちの整理が一晩経っても出来ずとりあえず記録。

開始1時間ほどで事前にトイレに行ってたにも関わらず尿意が!冷房のせいか?堪えたがかなりヤバかった。

それゆえにの感想なので悪しからず。
後半の避難のシーンなのにたっぷり尺を取り過ぎてテンポがガタ落ち。

見せ場をわざわざ作ってる感じが目に付く。

今まで軸になってたキャラがエンドゲーム以降すっかり人が変わったのでしょうがないが馴染めない。
ピーターは飲んだくれ、ガモーラは過去の人物で別の人生を歩んでるしロケットは重体かつ幼い頃の回想シーンでほぼ子供状態。
ネビュラはロケットに改良されて更に人間ぽくなりグルートはいい意味で大人になって目立たない。
ドラックスはほぼ変わってないが父性の一面が芽生え、マンティスも変わってないがホリデースペシャルでピーターの妹と判明してから存在感が前に。

なので仕方がないのだが自分の知ってるGOTGでは無くなった感があり、物語に入って行きづらかった。
それでも友情の為に命を張る彼等の活躍は観ていてワクワクするしギャグも相変わらず面白い。とある惑星のデザインが見た事ない全て有機的なモチーフでムニムニモチモチしててR-TYPEやギーガーとも違うポップなイメージが面白かった。

楽曲のセンスも相変わらず良かったが前作程では無かった様な。予告のシンスユービーゴーンがピークだった。あとエンディングでかかったあの名曲も原点回帰で良かった。

ピースメーカーの役者を何名か確認出来て、ジェームズガンは撮りながらもう心はマーベルからDCへ行ってるのかと邪推。

それでもエンドゲーム以降好きになったネビュラやマンティスが他のメンバーを食うくらいの活躍は嬉しかった。
今は数少ない3D上映なのも嬉しい。少なくともSFやファンタジー、アクション作品は3Dで観たい。

ヴィランのキャラクター造形が興味深い。
優秀な生物を作り、理想的な文明をクリエイトするという一見素晴らしい理念で行動してるようだが多様性を認めず弱者を排除するという危険思想。
まるで過去の不容易な発言をしたガン監督をクビにしたディズニー上層部みたいた。
顔も欲の皮が突っ張ったかの様なデザインなのも皮肉が効いてる。
失敗したモノは無かった事したりと強権発動。
理想の為には多少の犠牲は払って当然と憎たらしいまでの手のひら返し。
作り上げたモノは金色で美男美女だが中身が無いのソブリン人。
一方でカワウソやセイウチ、うさぎの友達らは雑に半機械化され牢屋に居たがテクノロジー落差がスゴイ。
彼等の儚さはたまらないものがある。

ロケットブーツや宇宙活動可能なヘルメットが今回全く出番が無かったというか見せ場を作る為封印されたのか?とモヤモヤ。つーか何度も同じ手を違うキャラでやってて閉口。

それでもお金掛かってるし最後と言いながら次に繋がる余地もあって最後の最後まで楽しませてくれた作品。

DCでうまくいかなくなっても戻って来れそうだしなんやかんやいってもいい作品作ってくれたらOK!
GijoeGo

GijoeGo