鹿shika

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3の鹿shikaのレビュー・感想・評価

5.0
ガモーラが居なくなり、アル中になったスターロード。そんな中来た敵によって、ロケットが瀕死状態に。そして彼の幼少期から、ルーツなど彼が秘密にしていた過去が明かされる。

GotGって面白いんだけど、めっちゃ哀しいから今回も覚悟して行った。
というか私はどっちかというとシビルウォーとかより、GotG vol.2のヨンドゥに号泣してしまって、2度と見たくないって思ってたからそれ以来だった。vol.1は何百回も見てるんだがな。
口笛はヨンドゥから学んだんだ。

今作はね、、動物が好きな人は覚悟して見た方が良い。
一緒に行ったまゆちゃんは動物大好きだから永遠に泣いてたね。
自分は監督のインタビュー読んでたから覚悟してたけど。
ロケット中々の辛い過去、、まあmarvelに辛い過去は付き物なんだがな。

でも本作で本当に終わりなんだな、、と思った。
最後の「伝説のスターロードは帰ってくる」は、
ただのイジリですよみなさん。
“伝説の”と付く“スターロード”はイジりでしかないのです。
アニメ『what if?』2話で“もしスターロードがティチャラだったら”の回で、「お前もしかしてあの伝説のスターロードか!?俺大ファンなんだよ握手してくれ!」も最高だったな。

そして最後のグルートの台詞、、
みんな!これはグルートが話せたのではありませんぞ。
私たち観客が、やっとグルート語を理解できるようになったということですぞ。
そう、私達はもうみんな ガーディアンズオブギャラクシーになれたということだ!
みんなファミリーだぜ!

あとこれはTwitterで誰かが見つけたやつだけど、
GotG vol.1の留置所でのロケットの説明のところに「グルート、ライラ」って書いてあったらしいよ、、エグくね、、

marvelでは公式的にも「最も孤独を感じている人物」にロケットの名前をあげていたのだが、
彼が出身地も幼少期のことも一切語らず、バカにしたように大笑いするというキャラにとても泣けてくる。
孤独で辛い過去が、今の冗談という鎧だらけの彼を創り出していたんだな、、
彼が常に怒っているのは、本当は自分のせいで人が居なくなるのが怖くて怖くてしょうがないからだったんだ。
自分を語らない人ほど、振り子の様に大きな物語があるんだなと再確認した。

そしてここで思い出すもの。そう、カセットテープだ。
GotG vol.1では母との思い出、母の愛と向き合う
GotG vol.2では父との思い出、父の愛と向き合う(育ての親)
GotG vol.3では自己の思い出、自己愛と向き合う
1作目、2作目はスターロードの物語だった。母からもらったカセットテープを開封し、ヨンドゥが残したプレーヤーのズーン。

そして3作目、ピーターはロケットにキャプテンという役割とカセットテープという彼にとっての大切な物を託す。(ソーとその座を取り合い、死ぬ間際までカセットテープを取りに戻ったり)
そしてあのcome and get your love 、、
脚本お化けやん、、一体何年前からこの終わり方が決まっていたんだ、、

ledboneのcome and get your loveでの伝説のタイトルコールから始まり、
ledboneの come and get your loveで最終のエンディングへと繋がる、、
こんな傑作を創り上げられるmarvelでの会議に出席してみたい。透明人間になったら絶対参加してやる。
大丈夫!もし参加できても私口硬いから漏らさないよ!

だから最後に何が言いたいのかって纏めると、
♪Hail (Hail), what's the matter with your head, yeah
Hail (Hail), what's the matter with your mind
-省略-
Come and get your love
Come and get your love
Come and get your love
Come and get your love♪
鹿shika

鹿shika