hot

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のhotのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

面白かったー。
3部作の完結編としてすごく満足。
映画館で見られて良かった。
終盤の長回しの格闘シーン、それぞれのキャラクターらしいアクションが詰まってて素晴らしかった。

オルゴコープの有機的な建造物、いい感じに気持ち悪くて良かったな。ああいう自分で想像できない世界を見られると、SFを見てるという気分になる。

出産後でホルモン決まってるため、ベビーロケットの可愛らしさからもう泣いてた。辛すぎる運命から生き延びて、あれだけ凶悪で人を信じない用心深い性格になった彼が、再び仲間を作って、トラウマに立ち向かう姿がかっこ良かった。
まさかロケットというキャラクターがここまで掘り下げられるとは、1を見た時は思いもよらなかったよ。すごいな。

ネビュラが仲間を大事にしてる姿もぐっときた。ネビュラには幸せになってほしい。1は悪役だったのに、今や生真面目で苦労症っぽいイメージに。ガモーラとの挨拶っぽいジェスチャーが、お互い愛想なくて良い。
2の最後で反抗期になってたグルートが立派な青年になってて、おお成長してる!と嬉しかった。仲間たちがグルート語を理解できるようになってるのが面白い。
ドラックスとマンティスが、すごく生き生きと魅力的なキャラクターになって驚いた。帰宅してからホリデー・スペシャルを観て納得。かわいいコンビだ。ツッコミ不在で楽しそう(笑)

主人公チームは相変わらず、身内を救うためには一般企業の皆さんや敵を何人犠牲にしようとあんまり気にしない感じで、相変わらず無法者。正義の味方だなんて思ってない。でもそこが好き。

帰宅後、1、2を見返すと、1の場面をかなり踏襲していることが分かって面白かった。
刑務所でロケットが無重力状態にして敵を無力化→クイルがオルゴコープで実行
クイルが宇宙空間に飛び出してガモーラを助ける→アダムがクイル助ける
探したらもっとあるのかも。互いに影響を与え合って仲間になっていく美しい円環。
あと、ロケットのキャラクターの背景を知った上で1、2を見返すと、台詞がまた違った意味をもって聞こえて良かった。

動物の描写が健気で可愛く、だからこそ酷い扱いにうっとなる。また、これだけアクションが多い内容なのに、非戦闘員が暴力で傷つく場面はショッキングな一瞬として映っている。
もちろん暴力的なアクションシーンがスカッとする楽しい映画だけど、決して暴力や虐待を肯定していない映画だとも思う。
hot

hot