セサミオイル

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のセサミオイルのレビュー・感想・評価

5.0
近頃満点多くてすみません。
もうアメリカ映画の底がしれない。
ヒーロー映画の美味しいところを多角的にたくさん見せてくれて、「そうこなくっちゃ!」という思いと共に喜怒哀楽全部引き出された。
SF表現は古典に逃げずシンギュラリティと呼べるほどの領域を見せてくれた。
エンターテイメントに繋がる多くの要素をキレイにレイアウトして見せてくれた。
スーサイドスクワッドで見せてくれた、物語進行のラストに向けて尻上がりに面白くなってゆくグルーヴ感も断然パワーアップして見せてくれた。
ダメな部分はいっさい無し。

冒頭から監督の作家性べっろーーんと丸出し。さっそくパンツ脱いで「僕は自分を偽ってまで他人からカッコよく見られようとするつもりはないんだ。たまにするかもだけどね!」という勇ましい宣言に見えた。

映画全体を貫く弱きを見放さない精神。
多様性だルッキズムだとややこしい事は知らないが困ってる奴は助ける。人の嫌がる事はしない。調子に乗ってる奴は叩く。誰に対してもセカンドチャンスを認める。
竹を割ったようにスパッとその事を伝えた映画だと思う。
感服いたしました。
最高!