Shin

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のShinのレビュー・感想・評価

4.2
 ジェームズ・ガン監督が手掛けるノリとユーモアで銀河を救うダメ集団は、今回も安定の面白さ。

 今回は今まであまり語られることのなかった、メンバーの中でも最も個性的なロケットが主人公。ベッドの上にいて回想シーンが多かったけど、悲しい過去を背負っていたのにはちょっと感動させられた。

 しかし、いつの間にか何人かのキャラクターがパワーアップしていて、だんだんダメ集団ではなくなってきたなあ。

 ネビュラは何でもできる万能アンドロイドみたいになってるし、マンティスは人の心を操ったり、足技で敵をやっつけてるし。あとクラグリンの口笛で操る矢はいくらなんでも強力過ぎやろ。

 しかし、相変わらず70年代を中心とした楽曲はノリが良くテンションも上がるし、このシリーズの欠かせない大事な要素であることは間違いない。

 新たなリーダーの誕生で、仲間のために戦ってきたガーディアンズが、宇宙のために戦い始める。もうダメ集団ではなく、真のヒーローに。ちょっと寂しい気もするなあ。
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