Akinorider

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のAkinoriderのレビュー・感想・評価

3.8
もちろんよかったけれど、手放しでは賞賛できないと思った。

僕は、ハイ・エボリューショナリーの背景があまりに描かれてないことがどうかと思った。個人的には最悪のヴィランであると思う。サノスには大義というものがあった。ハイエボはあまりに幼稚で身勝手だ。そこで起きる、名もなき市民に対する暴虐を僕はスルーできなかった。

音楽に関しても1曲目、確かにガーディアンズは"Creep"たちの物語だったと最高の選曲を持ってきたと思ったが、以前のような物語と音楽がバッチリシンクロしていく感じが希薄で大好きなフレーミング・リップス Do
you realize?? にもどうにも乗れなかった。

とはいえ後半のバトルシーンはかなり上がったし(スローモーションを使用しカメラを縦横無尽に動かしながらのアクションはまさに革命的だったと思い出した)、フローレンス・アンド・ザ ・マシーン"Dog Days Are Over"は素晴らしい選曲だった。

仕方ないとはいえ、終始クイルの"いまの"ガモーラを否定する言動にはイライラしたのだけど、最終的にいい着地だったのでそこはよかったと思う。

ガーディアンシリーズは1stが最高すぎて、2ndはまあまあ、3rdで解散という、まさにロックバンドのお手本のような奴らだとおもえば、それも含めて、

わたしたち楽しかった?

と聞かれれば

最高だった

と答えるしかないのだけど。
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