このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞
最近のMCUに熱が入らず劇場鑑賞はやめて配信来るまで我慢して鑑賞。
フェーズが変わってからのMCUの中では、かなり観やすい分かりやすいといった所。まぁこのシリーズは全体的に関わりが深すぎないから、単体として楽しめるのも人気な理由ですね。
相変わらず真剣な場面なのに真面目にふざけたセリフや行動がいいスパイスになっていて、自然と笑えるシーンがあるのはやはり観ていて楽しい。
ポイントを押さえてしっかりと物語が進むので、観ていて飽きないしバランスがかなり取れているのは、さすがジェームズ・ガン。
別々の道を進んでも心はいつも同じ場所にあり、愛とか家族とか単純ではないものも散りばめられていて非常に良かったです。
ガモーラにはガモーラの人生があるし、無理やり恋愛ルートにならなくてホッとした。
グルートの最後のセリフメタもめちゃくちゃ良かったです。
内容も話の流れもセリフの重みも非常に良かったんだけど、ただこの作品、ものすっっっごい普通の映画だった。
期待していたものとはかなりかけ離れてしまっていて、ガーディアンズオブギャラクシーという作品としては普通すぎる。
違う、そうじゃない。
ぶっちゃけ、良さがかなり半減されていて残念でした。
私の中ではトップクラスで大好きな作品が一作目なんですよね。音楽の使い方が抜群に素晴らしいし選曲もバッチリ。文句のつけようがないぐらい素晴らしかった。
今作は音楽の導入タイミング、尺、ボリューム調整などがほんま雑すぎて、序盤からかなり気になってしまいました。
そもそも音楽で雰囲気を作れてない。1、2は音楽で演出を整えているのを感じとれていたのに、急に出来なくなるのは何事ですか。
多分Come and Get Your Loveというデザートを最高のタイミングで出したかったんだろうなぁと察しはしたけど…。
いや、これは私の個人的なわがままなのかもしれないけど、ガーディアンズオブギャラクシーで音楽演出の質を下げないでくれよ。ってのが本音です。
ストーリーバランスは申し分ないですが、音楽というギミックにセンスは感じられなかったので非常に残念です。
アダムの創生やめぇやwって声に出してツッコミをいれた、そんな映画でした。