いつからだろう。
映画に期待をしなくなったのは。
いつからだろう。
映画で笑わなくなったのは。
いつからだろう。
映画で泣かなくなったのは。
いつからだろう。
映画の予告でわくわくしなくなったのは。
本当に好きだった映画の続編が公開されても、心が動かない。
現実がひたすら過酷で無慈悲で常に追い詰められている。
映画なんて観てる余裕はない。
映画はもう限界に来ている。
日本映画は未だに内容スカスカ。
マーベル映画はディズニーに編集権を握られ、表現の自由はなくなった。
アライグマが主人公で映画が面白いわけがないだろ。
まとまった休日が出来たらサブスクでまとめて見よう。その方がお得だし。
そんな怠惰な姿勢、少しの義務感、何も期待せずにディズニープラスに加入して、いつ公開だったか忘れた、好きだった映画の3作目を見た。
劇中で何度も嗚咽を抑える。
なぜなんだ。
なぜアライグマで泣けるんだ。
そんなことはわかりきってる。
ストーリーの語りがとても丁寧だからだ。
自然で細かな笑いの挿入、自然と高揚するシーン、印象付けのうまい伏線、そしてキュートな全てのキャラクター。
観客はアライグマ。
俺はアライグマ。
いや俺はロケット・ラクーンだ!
ガーディアンズオブギャラクシーは俺の家族!
一緒に泣いて笑って、痛みを、喜びを分かち合う仲間だ!!!!
うわーん。
ありがとう
ありがとう。
本当にありがとう。
素晴らしい仕事だジェームズ・ガン。
円盤買います。
サブスクは映画を殺してない。
サブスクでも映画の素晴らしさは伝える事が出来る。
ありがとうディズニープラス。
よし、気になってた映画片っ端から見るぞ。
そして、あと1ヶ月経ったら多分飽きるので解約する。
そんな映画ばっかり観てる時間はねえ。
でも、今後は気になった、観たい映画は絶対に観るよ。
もう逃げるのはうんざりだ。