つくし

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3のつくしのレビュー・感想・評価

5.0
いつからだろう。
映画に期待をしなくなったのは。
いつからだろう。
映画で笑わなくなったのは。
いつからだろう。
映画で泣かなくなったのは。
いつからだろう。
映画の予告でわくわくしなくなったのは。


本当に好きだった映画の続編が公開されても、心が動かない。

現実がひたすら過酷で無慈悲で常に追い詰められている。

映画なんて観てる余裕はない。

映画はもう限界に来ている。

日本映画は未だに内容スカスカ。
マーベル映画はディズニーに編集権を握られ、表現の自由はなくなった。

アライグマが主人公で映画が面白いわけがないだろ。

まとまった休日が出来たらサブスクでまとめて見よう。その方がお得だし。

そんな怠惰な姿勢、少しの義務感、何も期待せずにディズニープラスに加入して、いつ公開だったか忘れた、好きだった映画の3作目を見た。


劇中で何度も嗚咽を抑える。

なぜなんだ。

なぜアライグマで泣けるんだ。

そんなことはわかりきってる。

ストーリーの語りがとても丁寧だからだ。

自然で細かな笑いの挿入、自然と高揚するシーン、印象付けのうまい伏線、そしてキュートな全てのキャラクター。

観客はアライグマ。

俺はアライグマ。

いや俺はロケット・ラクーンだ!

ガーディアンズオブギャラクシーは俺の家族!

一緒に泣いて笑って、痛みを、喜びを分かち合う仲間だ!!!!

うわーん。
ありがとう
ありがとう。
本当にありがとう。

素晴らしい仕事だジェームズ・ガン。

円盤買います。

サブスクは映画を殺してない。
サブスクでも映画の素晴らしさは伝える事が出来る。

ありがとうディズニープラス。

よし、気になってた映画片っ端から見るぞ。

そして、あと1ヶ月経ったら多分飽きるので解約する。

そんな映画ばっかり観てる時間はねえ。

でも、今後は気になった、観たい映画は絶対に観るよ。

もう逃げるのはうんざりだ。
つくし

つくし