MCUマラソンゴール後、スパイダーマンとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだけは追っかけようと思いつつ、ようやく本作を観た。
ジェームス・ガン監督のMARVELへの三行半卒業作であり、ガーディアンズメンバー皆んなの卒業や心機一転でもあり、ついでにMARVELの本意ではないだろうが、オレにとってもMCU卒業作品になってしまいそうでもあるかな w
ハート&ソウルでありながら、ロックでパンクな作品。
”カウンター・アース”とかいう、どうみてもMARVELの親玉であり、ジェームズ・ガンにとっては一度はクビにされた仇のようなあの企業を思いっきり揶揄したヴィランの星(国?)、監督の気骨を見た気がするよ。固有のDNA情報(IP)を牛耳り、擬人化した言葉をしゃべる獣人が住まう町はもはや”Disney”そのものだもの。人(宇宙人)も動物もあるがママに生きて何が悪いじゃい!?というまさに強烈なカウンター!Disney、MARVELの資本で最後にこんなことするなんざ、いやはや痛快。DCではどんな作品を観せてくれるのか楽しみだ。
ガーディアンズといえば OST !本作のセンスも最高。
個人的にはオープニングの「Creep」と、最後みんなでダンスする「Dog Days Are Over」に特にグッときた。曲だけでなく、物語とシンクロする歌詞までちゃんと合わせてチョイスしているのがヤバい。
本作はロケットの出自・過去を中心に展開するものの、ガーディアンズのラストに相応しく、キャラそれぞれの本質と成長が存分に描かれていて本当に魅力的だった。本当に全員を好きにならずにはいられないよ。
またチームの再集結を期待せずにはいられないけど、それは野暮ってものかもねー