ハレルヤ

ファイナル・スコアのハレルヤのレビュー・感想・評価

ファイナル・スコア(2018年製作の映画)
3.7
元傭兵の主人公マイケルは、戦死した戦友の娘のダニーを可愛がりサッカーの試合に連れて行く。しかしその裏側ではテロリストによる会場占拠が進行していて、危機を察知したマイケルはテロリストと壮絶な戦いを繰り広げるアクション映画。

久しぶりに見たアクション映画の王道のテロリスト占拠もの。パッケージにも書かれてる通り、「ダイ・ハード」意識してるのが丸わかり。テロリストの死体を外に放り投げて警察に異常事態を察知させるところなんかモロに同じだったし。笑

通信障害を起こして観客を外界から遮断。占拠されているのを知らずにサッカーの試合に夢中にさせておく。にしても観客も試合主催側は鈍感にも程があるでしょ。

あれだけコンコース内でバイクチェイスしたり、ドンパチ銃乱射してたり、あちこちで殴り合いしてたり、幕でターザンごっこまでして、挙句の果てにプラスチック爆弾で爆発まで起こしてる。それでも試合中断しないし、観客も誰一人逃げようとしないのは無理がありすぎ。笑

主人公のマイケルを演じたのはThe 筋肉俳優として名を馳せるデイヴ・バウティスタ。ドウェイン・ジョンソンがこの役やっても違和感なさそうですが、彼ならセガール並に敵を圧倒しまくるからあっさり終わっちゃうでしょうね。

ピアース・ブロスナンもお久しぶりでしたが、出番控えめのアクションほぼ無し。歳もあるでしょうがかつてのジェームズ・ボンドだっただけに、もうちょっとアクションが見たかったですね。

テロリストのリーダー役には先日お亡くなりになられたレイ・スティーヴンソン。存在感はかなり示していたので、改めて彼の早すぎる逝去が本当に残念です。ご冥福をお祈りします。

全体的にかなりの雑さがありましたが、何やかんやでそれなりに楽しめた作品でした。「タイム・トゥ・ラン」を手掛けたスコット・マン監督の手腕の巧さが感じられた一作。最新作の「FALL フォール」も鑑賞を楽しみにします。
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