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クリード 炎の宿敵のXXXのネタバレレビュー・内容・結末

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

勿論アドニス・クリードの物語としても最高だったけど、ドラゴ親子の物語にも魅了された。
ドラゴ親子の暮らすウクライナの寒々しく青い空気感が美しくも悲壮で、その中で言葉もなく父とトレーニングをして、単純な肉体労働に従事するヴィクターの姿に、思わず肩入れしてしまった人は私だけではないはず。
本来ならあんな肉体労働はフォークリフトなどの機械がやるはずだけど、フォークリフトを買うよりも人間の方が安くこき使える環境がみえて、社畜の私は泣いた…
そしてお偉いさんが集まる晩餐会にお呼ばれしたドラゴ親子…
父は昔とった杵柄で正装してるけど、ヴィクターはちゃんとした服を持っていないのかトレーニングウェアみたいなのを着ていた…😢可愛そうすぎる…
最後の試合でもお母さんにもう一度見捨てられてしまって、本当に可愛そうすぎた…
最終的にはお父さんとの愛と絆が確認できたから良かったけど…

一方アドニスはものすごく重要な試合の入場で妻に生歌で先導させて、どえらい神経の太さをみせた。スター性、とも言うと思う。
しかもプロポーズの方法についてスタローンに相談するなどして、自分とスタローンの可愛らしさを最大限に観客に見せつけて、まさに人たらしだった。

全体的にはロッキー4の続きでありながら、黒人の映画、というところが良かった。サントラもそうだし、娘の名前にまつわるアドニスとロッキーのコミカルなやりとりもそうだし、現代に昔の映画の続きを作る意義を感じた。
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