むちゃくちゃよかった。かなりの感動作。
あらすじは、プロ野球選手を解雇された主人公は、ふと競輪の話に触れたのをきっかけに、競輪の世界に入り人生の再起をかける。
本作は題材が"競輪"というかなり珍しい作品。
プロ野球はかなり狭い門だけに、この主人公のようにうまくいかなかったりで実社会に戻る人も多いと思う。そこで待ち受けるであろう、自身への不甲斐なさや社会からの蔑みなどが繊細に忠実に(?)描かれていた。
何がよかったか。この主人公の感情の変化がどうなっていくかが気になりすぎたのと、あとは久松という若き努力家の人生観も素晴らしかった。人生観というよりはこの役者の演技かな?とにかく迫力がある。一見普通の若者がかなりの苦労をしてるのがよかった。
40歳近くで心気一転して新しい土俵で頑張るのは素晴らしいと思う。自分の気持ち次第でいつからでも挑戦できるよと謳ってるのかもしれない。