貧困、暴力、あらゆる詐欺の仕組みと手口、どういった金の流れがあるのか、そして日本の子供における問題点がよくわかる映画。
やっぱ加藤涼苦手だわ〜〜….
なんだろう、、全然カズキっぽさが無い…
原作のカズキはもっと飄々としているというか、馬鹿なのに頭良くて、弱いのに強いぶっ飛んだ主人公なのに、
加藤が演じるカズキは終始なよなよしているというか、ただセリフを読んでいるだけで、没入感が皆無だった。
そのせいで作品の空気をぶち壊しているようにも感じた。
あそこまで協力するに至った導線が弱すぎる、小太りおっさんだったり主要人物の個々の深掘りも無いし、くさいノリも目立つ。
全体的にB級臭が漂う作品。
ヤン君(高田?)や半グレに金を毟られたドン底描写もくどく、全体的に間延びしてる感が否めない。
肝心のタタキのシーンも緊張感が無く雑だったのが残念。
金子ノブアキの「老人をターゲットとした詐欺」の演説は、
悪い事とわかっているが「一理あるな」と思ってしまった…圧巻の演技力。
般若もそこそこ悪い役でハマり役でした。
特筆すべきはラスボス・安達。
あの冷たく、底の知れない狂気と恐ろしさは中々表現できない。
人身売買された女の子を魚釣りするシーンは純粋に怖い。
顔といい仕草といい、あそこまでハマり役なのも珍しい。
牛丼屋はてっきりすき家かと思ったんだけど全然違った笑
流石に詐欺を題材にしてる映画のスポンサーにはならないか〜
原作は死ぬほど面白いのでぜひ見てください!!!!!!!