湯っ子

歩けない僕らはの湯っ子のレビュー・感想・評価

歩けない僕らは(2018年製作の映画)
4.0
理学療法士として働き始めた若い女性が主人公です。
37分と短い中に、色々なテーマが込められていて、しかも詰め込んだ感じもない。
実際、介護職に就いている私から見ても、現場を本当に良く取材して作られており、とてもリアリティがありました。
私が印象に残ったのは、主人公が担当の患者さんから拒否されて落ち込んでいる時、上司、先輩と飲みに行くシーンの会話です。
彼らの会話から、私も利用者さんに関わるには、これくらいのスタンスがいいのかな、というヒントをもらいました。

自分の仕事について考えることができたのはもちろん、ひとりの若い女性が、一歩前進する様子がリアルに描かれていて、とても完成度の高い作品だと思いました。
主人公の女優さんの素人っぽさがまたよかったです。
湯っ子

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